地震発生二日目、朝方、長男が帰宅。午後、夫が会社から徒歩で五時間かけて帰ってきた。管理組合の救援活動が始まった。「連絡班」は区や防災拠点、各班との連結を受けもつ。「救護班」は、軽い怪我や体調を崩した人の手当てをする。「補給班」は、一定の階ごとにある備蓄倉庫の食料、水を管理する。お年寄りやハンディキャップのある「要援護者」には、ペットボトルの水や食料、使い捨ての問易トイレを配らねばならない。その後、管理組合か「災害時仮設トイレ用マンホール」を利用できるようにした。
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仮設トイレが敷地内に設けられ、低層階の住民は積極的に利用する。エレベーター会社の保守員が来て非常用エレベーターが一台だけ動くようになった。利用は防災活動が優先だ。「受水槽の水」が各戸一人一日二〇リットル配給される。ポリタンクを持って水をもらいに行く。非常用エレベーターに乗るのに長時間待たされたが、重い水タンクをなんとか運べた……。あくまでも被災シナリオは場面をイメージする道具であって、このとおり事が運ぶわけではない。高層の高齢者が階段で下まで下りて、また上に上がるのは体力的にも精神的にもキツイだろう。「自活」できない超高層住民は、避難所に逃げ込みたい。