配筋の出来不出来

2011.09.30

鉄筋はベース筋と立ち上がり筋とがありますが、立ち上がり筋の多くはプレ配筋といって、はしご状の鉄筋を工場で製作して現場で連結していきます。この連結する部分に現場で補強筋を抱かせて配筋をするのですが、プレ配筋の割り付け方が悪いと補強筋だらけになる箇所が出てきます。補強筋を含めて4本もの鉄筋が固まってしまう箇所は好ましくありません。鉄筋の配筋検査をするとき、このような箇所が指摘されても「鉄筋が多く入っているから問題ない」と主張する現場監督がいますが、鉄筋が多く入っていては生コンクリートを流し込む際に砂利が鉄筋の上に固まってしまい、鉄筋の下にうまく流れ込まないことがあります。このようにして出来上がった鉄筋コンクリートにはジャンカ(豆板とも言います)という空気の巣ができ、鉄筋の付着力が極端に低下してしまいます。これでは鉄筋コンクリートの本来の強度が確保できない恐れがあるのです。設計図上では鉄筋は1本の線で表現されますが、鉄筋には10、13ミリ、19、22ミリと太さに差がありますので、図面どおりに現場で施工できないことがあります。ここでも理論と実践の乖離が生じるのです。

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